前回の記事を書いてから1年近く経ってしまった。
こんな中年主婦の愚痴日記にも極たまに反応して下さる方がおり、しかも私が好きなライターさんが見て下さった形跡があったのを密かに心の拠り所としていたので、超久々にしたためようと思う。
妻と早くに別れ母も亡くなり数年一人で暮らしていた義父の行動が怪しくなってきて、あるはずのない女性物の下着が次々と発見されたのが去年の夏頃。
あれから1年がたち、義父は今施設にいる。
その辺りの経緯を記しておく。
相変わらず訪ねるたびに廊下には尿のシミがあり女性下着を発見する日々が数日続き、何かが完全に麻痺した私はもう驚かなくなり、真顔で洗濯機を回し続ける毎日だった。
ある日大量の女性用パンツが1箇所にまとまって置いてあったのを発見し、しかも尿の臭いがしてコバエがたかっていたので、思い切って義父に「女物のパンツがあったんだけど、これ何?」と聞いたが知らないと言われ話はそこで終わった。
しかしそれらのパンツを他のものと一緒に洗濯して干しておいたところ、翌日パンツだけが取り込まれていたのを見て、義父は完全にわからなくなっている訳じゃないのだと確信した。
それでも何故か片付けても片付けても湧いて出るパンツやブラ類(しかも着用した形跡があった)のことは意を決して旦那とその妹にも伝えていた。
実の父にそんな趣味があるなんて知ったらショックを受けるかと思い慎重に言葉を選んだつもりだった。
下着の持ち主が義父の彼女だったら…?
もしくはデリヘルか…?
いやでもわざわざ下着残していくなんてかなり挑戦的じゃない…?
そんな考えがよぎり、義実家にいる時に物音がしようものならつい警戒してしまっていた。
そんな中、義父の部屋の椅子にかけられた、確実に昨日までは無かった何枚もの衣料を取り上げた時私は声にならない声が出た。
女物のワンピースが3枚。
そのうち1枚はおそらく新品だが袖を通した跡があった。
もう1枚はやはり新品だが股の部分に尿のシミがあり、
最後の1枚はかなりの年代物で胸部分からスカート部に切り替えがあるデザインで、そこが破れていてかなり雑な縫い目で縫ってあったのだ。
一目で裁縫初心者とわかる縫い目のあるワンピースはその存在だけでもうホラーであったが義務感と好奇心入り混じる心境の中何とか冷静になりそれらの画像を取り旦那とその妹に送った。
「もし今私たちの知らない女性が裸でこの家のどこかにいると思ったら恐ろしくて…」
義父の彼女の物説の可能性から導き出される一番不気味な状況を想像してしまい、旦那妹にメールで送ったら
「そんな訳ないじゃないですか〜想像力豊かですね笑」
というリアクションだったので脳内で旦那妹をぼてくりまわした。そりゃ直接見てない奴からしたら笑で済まされる案件なんでしょうね!!
臭いもしないしね!!!
それと同じ時期に、義父のことを(殆ど付き合いのない)義父弟に伝えこれからどうしたらいいか相談すると、介護保険使いなさいと言われ介護認定を受けるために地域の相談窓口に行った。
義父の様子がおかしいことや、長男の嫁である私が動かないと立ち行かない状況を話すと、認知症検査を受けるよう言われ早速近くの町医者に予約をとった。
だが認知症検査だと言うとワシはボケてなどおらん!と怒り出す爺もいるらしく、検診だと伝え行かせることにした。
しかしその時点で昼起きて夜中寝る生活になっていた義父、ちゃんと起きれるか不安だったが旦那だけだと何かと心配だったので私も仕事を休み検診の日義父を迎えに行った。
義父は起きていたが、支度を待っている間に
「……病院、行かね」
とか言い出したので慌ててなだめすかして何とか車に乗せ、何とかして健診という名の認知症検査を受けさせる。
結果は完全なる認知症ではなかったが、それよりも持病の薬を全く飲んでいなかったらしく(大量の薬が溜まっていた)、今すぐ倒れてもおかしくない、一人暮らしはおすすめしないとキツく言われた。
それでも薬を飲もうとしない義父の掌に薬を出し「はい飲んで」と言って飲ませたこともあった、ちなみに実の息子である旦那が対応するとお互いケンカになりがちなので気が進まないが私が義実家に行くことが多かった。
地域の相談窓口には何度かお世話になり、例の下着のことも相談した。旦那やその妹夫妻とのやりとりで、見つかった下着が盗んだものだったらマズイ、という話になったのだ。
相談窓口の方は、もし本当にお義父さんが盗んだものだったら、今時必ず何処からか連絡が来るはず。だからその可能性はゼロに等しいと言ってくれた。
これには救われた…
ここで警察なんか来た日にゃもはや正気で対応できる気がしない。
その後義父の家(旦那実家)を壊して私たち夫妻で家を建て、同居しようという話になり、さあ忙しくなるぞとなった時に義父が倒れそのまま入院。
私と旦那と旦那妹が施設を探したが結局私がGoogle mapsで調べて辿り着いた施設で今もすごしている。
ひとまず薬や生活の面倒を見てくれるので関係者一同ホッとした。
結局女性下着のことは真相がわからずじまいだった。
なんとも歯切れの悪いラストで申し訳ないが現実なんてそんなもんである。
ただ、声を大にして言いたいのは、
突然死んだら性癖モロバレだからな?!
の一言。
多分こんなことよくある話なのかもしれないけど、それでも義父が女もののパンツで何やらしてた形跡なんて見たくなかったわ!!
世の男性の方、将来息子の嫁に恥ずかしいお宝グッズを見つけられたりしないよう、今から処分の仕方を考えておくことを、強くおすすめします。